年間収支と資産状況
セミリタイアを目指すための第一歩は、収支の把握です。
セミリタイアの判断基準
昨年度から収入と支出を記録し始めました。セミリタイアを計画するためには、現在の年間生活コストを把握することが不可欠だからです。
「高等遊民の備忘録」の遊民さんは、早期リタイアのタイミングに関して次のような考え方を示されています。
もっと一般化して論じるとすれば、重要なのは資産の絶対額ではなく、資産額と生活コストとの比だと思います。年間生活コストの何倍の資産を持っているかです。PERに倣って、これをACR(Asset Cost Ratio)とでも呼ぶことにしましょうか。
[中略]
あくまで私の基準ですが、
(年齢+ACR)>平均寿命
が、リタイア可能かどうか判断する際の目安になると考えます。
非常にシンプルでわかりやすい理論ですね。判断基準を明確にすることで、リタイアのタイミングを容易に決定できると思います。
2017年度年間収支
私、アラサー中流サラリーマンの昨年度支出はこちらになります。
年間給与(手取り):403万円
年間支出:150万円
以下、気になった点についてコメント。
被服費
少し多いでしょうか。身だしなみには気を遣うほうです。今後は値のはる商品はメルカリで安く入手する、ファストファッションを上手に利用する方針とします。
娯楽費
趣味の海外旅行費が大部分です。今年は4カ国を訪れました。リタイアが実現すれば、繁忙期を避けることで大幅削減の予定です。
交際費
昨年は友人の結婚式が多かったです。ご祝儀3万円は日本の悪しき風習だと感じます。
雑費
ふるさと納税の寄付金を計上しています。その他スマホの購入費用などなど。一部使途不明金もありますので、今年は雑費への計上に注意します。
なお、家賃は給与天引きのため計上していません。
資産状況
(投資)311万円 +(預金)590万円 = (合計)901万円
詳細な内訳は別記事でご紹介いたします。当面の目標としては、30歳のうちに1000万円を目指します。
以上の数値から、私のACRを計算すると
ACR = 150 / 901 ≒ 6 となります。
日本人の男性平均寿命が81歳ですので、目標ACRは
(30+ACR)>81
ACR >51で早期リタイア可能です。現在の資産状況では明らかにリタイア不可能です。ただしセミリタイアの場合、ある程度の収入が継続すると考えることができます。
ACR=(総資産) / (年間生活コストーセミリタイア後の年間収入)
となるので、より早い段階でのリタイアが可能になるでしょう。
年間の支出を把握することで、節約可能なポイントが見えてきます。今後も継続的に収支を記録し、セミリタイアのタイミングを決定します。